参加者の声

アサーション研修 感想(高知医療センター) 2019年9月

<自分に対して気づいたこと>

・3つの自己表現の中で、自分がどれになるのか当てはめて考える事ができ、まず何よりも自分を知る事でアサーションスキルをあげる事につながると感じました。一方的に気持ちを伝えるだけでなく、相手の事も大切にするという事ができているのかと考え直す良い機会になりました。業務の中で、繁忙で相手の気持ちまで常に思いやれていないと思います。コミュニケーションスキルを上げていきたいと本当に痛感させられました。

・自分の意見を理解してもらうために、一生懸命説明することが多いが、実は、相手の意見を聞いていないことになっており、説明したことで、相手に理解を得られたと、勘違いしており、ある意味、自己満足している部分があると気づいた。

・自分のコミュニケーションのタイプは、基本的に、ノンアサーティブタイプに近いなと思いました。あまりにも論点から外れている時は意見を言ったりすることもあるけど、自分のことよりも、相手や周囲のことを優先してしまう傾向があるなと感じました。その根底には、できるだけ言い争いは避けたいし、裏を返せば面倒くさいなと思ってしまう自分がいるなと今回の研修で改めて気づきました。・私は日頃より相手に対して嫌な気持ちにならないよう、改善してほしい点や、行ってほしい業務を依頼しているつもりではあるが、相手にとっては、攻撃的に捉えられたり、非常識であると捉えられている可能性もあると振り返ることができました。自分の思考や常識は、文化の違いによっては、全く異なってしまう事に、無意識に理解していたように思いますが、実際は理解できず、歩み寄れず、非常識で話が伝わらない人として捉えていたと思います。

・自分が思っている以上に攻撃的な口調になっていると実感しました。研修の最初は、ノン・アサーティブと攻撃が入り混じっているのかなと思っていました。ですが、グループディスカッションなどをしていく中で攻撃的な部分が多いんだなと思いました。自分がどう考え、思っていることと、相手が受け取る印象との乖離を実感したので、自他尊重のコミュニケーション・アサーティブを目指してこれから自己コントロールしていきたいと思います。

・年齢を重ねるにつれいろいろな場所で出会う人の行動や言動を見ながら素敵だなと思う人の良い所を参考にしながら自分を修正し過ごしてきました。この講義を聞いて自分はノン・アサーティブと攻撃的を繰り返していて、自分が参考にしたいなと思う人はアサーティブだったんだなとわかりました。まず自分に対してしっかり向き合うこと。自分の権利・価値観をしっかり認識すること、自分を大切にすることが大切だと思いました。そして相手にも同じようにあることを忘れないこと、人の価値観はそれぞれ違うので自分の考え方次第で自分を楽にさせてあげることができる事に気が付きました。
<一番役に立ちそうなことは何でしょう?>

・実際に、同じ文章を読んでいるのに、その内容の捉え方が、経験年数や立場から異なった捉え方をしている事は、今回の研修で初めて気がつくことができました。捉え方の違いについても、その理由を聞くことで、納得でき、その考え方もあるなと実感することがあり、日頃の相手への説明も、具体的に理解しやすく、またお互いに言いやすい雰囲気を心掛けてコミュニケーションを図ってみます。

・言語上のアサーションで同じ文章でも、その人がおかれている状況や立場によって、文章の解釈が変わってくることがとても分かった。頭では人それぞれ考え方が違うことは常に理解しているつもりであったが、研修でおこなったアサーションチェックリスト2で、自分と他者の答えが対照的で、自分はこんな考え方でよいのだろうかと思ってしまった。しかし、お互いの文章の解釈の仕方を話し合ってみると、そこに違いがあることがよく分かってホッとした。このことからも自分がどう言ったかではなく、相手にどう伝わっているかがとても重要で、また伝える難しさを感じた。

<感想など>

・アサーションのコミュニケーションは、一度学んだだけでは知識もスキルも身につけることは出来ないと感じた。継続して研修に参加しその知識を深めていき、また日々のコミュニケーションを図る際には自分の言いたいことをしっかりと理解して伝えることを意識し、スキルを磨いていきたいと思う。