参加者の声

2023年10月10日 広島大学歯学部 特別講義

<自分に対して気づいたこと>

・私は人と会話するときにいつも他人に合わせてしまうノン・アサーティブな言動タイプであり、自分では意識していなかったが、知らず知らずのうちに自分の意見を押し殺してしまい、ストレスがたまっていたことに気づいた。他人と衝突を避け、楽をしたいという気持ちから相手を優先していたが、話し合いを避けるこの考え方は、自分や相手のためにならないことに気づいた。

・相手に自分の意見を言うのがあまり得意ではなく、無意識に人の意見に合わせる方が居心地がいいと思っているということ。

・自己主張=悪いという認識が強いため、他人に対し自分の要望を押し付けてしまう風に感じてしまい、言いたいことをはっきり言うのを避けることが多かったと思った。

・私は周りに比べてアサーティブであるということが分かりました。しかし、私がアサーティブなので自分の意見を言ってしまうけど、周りの人からしたら意見を言えている私が攻撃的に感じてしまう可能性があると思いました。

<一番役に立ちそうなことは何でしょう?>

・違うことは間違っていることではなく、違って当たり前なので自分の意見を伝え、相手の意見を受け止めて関わると良いということ。

・普段の会話などでも自分と他人どちらも尊重できるような表現をすること。

・「自己信頼」理想と現実の差に過度に落ち込んで自分を責めるのではなく、努力と妥協のバランスを考えて行動したいと思った。不完全な自分を理解し受け入れることで、みんなとの「違い」を受け入れることができ、それに伴って自分の考えを変化させながら生きやすくて自由な環境にしたいと思った。

<もっと学んでみたいことは何ですか?>

・今日初めてアサーションについて学んだ。概要について理解することはできたが、実践はしていないため、次はアサーションの実践について学んでいきたい。

・自己理解が足りないと思ったので、自己理解のやり方などがあれば学んでみたいと思いました。アサーティブな言動に言い換える練習をしてみたいと思いました。

・自己信頼の高め方。たまにすごく自分は劣っていると自信や自己信頼を失ってしまう。常に自分のことを認められるように自己信頼について学びたい。

・相手への理解を深めるために有効な質問方法や会話のコツ。

<感想など>

・日本人はほとんどがノン・アサーティブになっていると感じた。「思いやる」ということは良く言われる事だが「自分の意見を押し殺す」という事とは全く別の事なのでそこをきちんと区別する事が大切だと思った。

・自信を回復させるためには、明確な目標をたてることが重要ではないかと考えた。小さな目標をたて、それをクリアしていくことで自信を取り戻し、できたという経験が自己受容につながっていくと思った。私もスモールステップを繰り返しながら、向上心を持って生きていきたいと思った。

・人と違うことを嫌う協調性を重んじる人種なので、人に合わせることが当たり前だと思っていましたが、違いがあることは間違いではないと学習しました。自分の意見をもっと大事にしていきたいと思いました。