参加者の声

アサーション・トレーニング研修 感想(高知医療センター)2016年9月

■自分に対して気づいたこと

・日々仕事の中で、自分の考えや気持ちが前に出てしまい、どうしたら解決するのか指導場面などで考えることがありました。
自分の気持ちも大切にし、相手にどう伝えたいことが分かってもらえるのか、今日の研修で学ぶことができました。
自信のない自分、ノン・アサーティブな自分を少しずつ変えて、円滑なコミュニケーションを作り出していきたいです。

・ついつい出来事や相手が問題であるかのように考えがちですが、それを決めたのは自分であって、すべて自分が選択しているんだということに気づけました。
また、関係性によってノン・アサーティブであったり攻撃的であったりするので、できるだけアサーティブな関係でディスカッションできるようにしたいと思いました。

・非合理的思い込みに当てはまるところが多いので、改めていかなければいけないと思っていたが、同じグループの人に改めるのではなくて受容すればいいと言われ、納得できた。

・自分の言語表現方法は、ノン・アサーティブが多い傾向ではありましたが、言葉の内容を振り返ると、自分の都合が通るように攻撃的となる内容を使用しているときもあったと気づくことができました。
自分の中で解決して終わらせようとする部分があったので、そうではなく、相手の意見や物の見方を取り入れながら、どのように、どこまですればOKなのかを聞き、調整していくことで、より負担が軽減できると気づくことができました。

・コミュニケーションの際に、理路整然と正論を述べ、目的を達しようとする(相手を説得し、自分の思う方向に進める)ことがあるが、相手にとって、受け入れがたい状況となることがあると気づいた。

・正論を言ってしまいやすいので、相手の逃げ場をなくし、攻撃的な反論をされる可能性が高くなりがちだと気づいた。

・正論を主張するだけでなく、相手の状況に応じた働きかけをすることが、お互いにとって良いことに繋がる。

・自分に自信がなかったり不安になったり、面倒になることを避けるためにNAになっていることに気づいた。その場をしのげても長期的には解決できないと気づいた。一見、考えが違っていると思っても、話し合えば分かり合えるかもしれない。

■一番役に立ちそうなことは何でしょう?

・DESC。結論を先に行ってしまいそうになるが、依頼する時はE(自分の気持ちを言う、共感)を伝えたい。

・自分の中で、自分に対してどんどんふくらむ固定観念などあったので、いろんな方向から自分自身を肯定的に認めて、違っていても発言することをしたいと思う。そのことによって、患者さんにより良いケアを提供できるきっかけにもなると思うから。

・DESCとして言いたいことを台詞化し、自分に何が足りていないのかということを日々考えることで、相手も自分も気持ちよく仕事ができると感じました。

・相手の共感を含めた声掛けをしつつも、伝えたいことはしっかり見極めて、言葉に気を付けて伝えていく。

・多様な価値観を持った集団が、多様な考えを持つ人間(患者)を相手としているので、多様な人間が存在していてよい。

・DESC。相手に伝えたいことを明確にすることが大切ということ。また、振り返ることで次のステップに進んでいけるように思った。

・DESCは実践できそうな例で、今後、カンファレンスなどでも使ってみたいと思った。

・DESCの考え方。いかに客観的に、冷静にその場をとらえることができるか。相手を追い込まずに交渉することが必要である。

■感想など

・自分の意見をいうことで、自分に自信がつきました。他者にも色々な考えがあると、広い心が持てました。

・相互尊重できると対人関係がとても良くなると思いました。私だけでなく、相手もアサーティブな関わりを知っていてコミュニケーションが取れると、とても良い関係になると思いました。
伝えて聴くことの繰り返しがとても大切だということを学びました。

・アサーティブな表現方法を学ぶことで、自分の表現方法の傾向を知り、悩んでいた事象についても解決していくための糸口が広がったように思います。

・攻撃的なタイプとの関わりについて、権力と責任、極度の不安というキーワードを学んだ。相手のそういう状況をみながら、対人関係能力を鍛えていきたいと思います。

・楽しい一日でした。自分の行動や考え方など知る機会となりました。自分の考えがすべて正解とは思っていませんが、同じ職場で働く人と共有の時間が持て、考えを聞くことができたことは良かった。

・非常に勉強になりました。すぐに職場においても活用できるスキルだと思います。

・職場の問題については、立場の違い(あまりに違いすぎる場合)や内容によっては本音で話せない。