参加者の声

アサーション・トレーニング ベーシックコースに参加して 2016年9月

<このコースに参加して、アサーティブな自己表現について、どのようなことに気づきましたか>

・アサーティブな自己表現をするためには、自分の感情(気持ち)をよく分かっていることが大切だと分かりました。分かっているつもりでも、それは、第一感情の怒りのことをそうだと感じていたように思います。そして、表現することをDESCに沿ってするようにすると、うまくいきそうだと感じました。

・まず自分を知ることが必要だと思いました。
自分の課題、問題にしていることを明確にして、自分を表現することを恐れないようにしたいと思うこと、相手の感情は相手のもの、自分の感情も自分のものと意識することで、人間関係にも変化が出るのではないかと思いました。

・自分の感情に気づき、それを適切に表現する事の大切さに気付いた。

・物事を断ると、相手を傷つけると考えていましたが、アサーティブにすればソフトな対応ができると思いました。この経験を通して、アサーティブな対応を心掛ければ、トラブルが大きく減ることが期待できそうです。

・職場でストレスが溜まって一人でイライラしてしまい、他人に対して攻撃的になっている状況を改善したいと思い、このコースに参加させていただいたのですが、大きな気づきが2点ありました。
ひとつは、自分の気持ちを整理することが大事だという点です。
特に、自分の事例でDESCを整理する中で、自分が「~するのが当然」と思い込み、その思い込みが、客観的な事実と自分の気持ちを見えなくしてしまっていて、結局、相手に何を求めているのか分からなかった時には、とても驚きました。今感じているイライラも、きちんと整理できるようになると、何かが見えてくるかもしれないと感じています。
もうひとつは、マイナスな感情との向き合い方です。
私の場合、怒りや不安、嫌悪感など、マイナスな感情が湧いてくると、自分がこう思うのは当然だと開き直って相手を見下したり、納得できる理由づけをしたりして誤魔化すことが多いのですが、周囲と良い関係を築いていく上でも、マイナスな感情を素直に受け入れて、その感情をアサーティブに表現していくことが大切だということがわかりました。

<自分の自己表現について、今後、より深く検討してみたい点、練習してみたい側面にはどのようなものがありますか>
・怒った人に出会うと自分も怒って、第一感情が見えなくなります。また弱いところをつかれても、同様の状態になるように思います。根幹の考えが、体全体で理解しきれていないから、すぐ動揺してしまうのだと思います。
また、第一感情を確認し、DESCを組立てることも今はできそうにない気がします。
また人の怒りが、場合によりますが、自分のせいではないと考えるのも容易ではない気がします。

<コースについての感想>
・具体的な事例も交えて、わかりやすい進め方だったと思います。
時間が足りないとは思いますが、DESCをもう1事例取り組めると、より理解が深まって、良かったかなと思います。

<その他>
・個人情報の制約もあるかと思いますが、実際に取り組まれた事例を参考に、どういうところに問題があって、アサーティブに変わったことで、どう問題が解決したかという話がもっと聞けると、イメージがつかみやすいのかなと感じました。(実習コースに参加すると実感できるというお話ではありましたが、なかなか参加できませんので)