参加者の声

家族療法の視点を使ったスーパーヴァイズ(2021年 広島県内のとある介護ステーションでの年間プログラム)

1.自分に対して

・いずれも支援者が大変な事例であったが、講義を受けて、本人と家族の間に何が起きているのか具体的に想像ができた。

・先生の講義を受けて自分が傾聴しているつもりだったがまずしっかり受け止めることをしていなかったことに気が付きました。例えば妻は頑張ってやっていることはわかっている。そこで「奥様もこんなに頑張っておられるのですね!」と一言声をかけることで関係性が良くなることに気が付きました。奥様が頑張っておられることはわかっていてもその一言を伝えていなかったことが多く奥様をねぎらっているつもりでもそれは伝わっていなかったのだ!と気が付きました。

2.学んだこと

・家族全体を俯瞰して支援する視点が必要、介護や医療だけではない多方面の援助者との協力が必要だと学びました。

3.感想・要望など

・フレームを変える、気付きは言葉にして伝える、等初歩的ではありますが実践してきて本人にも、支援する家族にも、支援する自分自身にも大変良い変化があった事を実感しています。

・家族には歴史がありそれを紐解くことの大事さ、価値観の違い、なぜと思う時には必ずその背景があること それぞれが皆家族を大事におもっているがやり方が違うこと その多様に応じて支援していくこと、対人援助の仕事って大変です。

・多方向の肩入れ アサーション 共感的応答 多世代派など、今の仕事では使用しないような言葉もありとても新鮮で、いつものケアマネジメントの手法や考え方も違い、利用者がなぜそのような性格や言動をするのか理解できないところがありましたが、支援の方法などで聞き出せ、裏にある言葉を理解した気持ちになりました。